『地震に耐える、地震を制す』

田島:少し意地悪な質問になりますが日本では阪神淡路大震災や東日本大震災、熊本地震など海外に比べて大きな地震が起きる回数が多い地震国です。木造の家は地震に弱いとイメージが強かったりするのですが実際はどうですか?

せこ:結果から申し上げますと地震対策をされていない家では震度6以上のような大地震が起きれば鉄筋であれ木造であれ、揺れに対して耐えることができません。そんな地震対策をよく‘耐震’と言いますが地震対策には‘耐震’、‘制震’、‘免震’の3種類がございます。

田島:‘耐震’、‘制震’、‘免震’の違いは何ですか?

せこ:はい、一般的な木造を例に上げますとまず耐震は建物を固定し、頑丈にすることで揺れださないようにしようという施工法です。骨組みの中に筋交いを入れたり、側面から合板を打ちつけたりしながら固めます。他に柱と梁の接合部を耐震金物で固めます。家を固くする事で形をそのままに保ち揺れに耐える方法です。しかし大きな震度で揺れた場合は釘穴が緩むなど、のちに固さ自体を低減させてしまいます。地震対策の中でも簡易に取り組める方法なので、建築基準法が示す『最低限の基準』も耐震の考え方となっています。

田島:続いて‘制震’とは?

せこ:はい、制震とは家が揺れだすとすぐにその揺れを抑えられるように、制震材を組み込み、揺れのエネルギーを熱エネルギーに変えて、揺れに対するブレーキ力を高める方法です。揺れのエネルギーを熱エネルギーに変えることで瞬時に揺れのエネルギーを吸収してしまうことができるんです。骨組みの中に筋交いや合板を設置し、さらに制震装置を設置します。車のブレーキもブレーキペダルを踏むと減速するのと同じように、制震材がブレーキの役割になり家の揺れを抑えるブレーキ効果を発揮するんです。制震は耐震にプラスする事で地震によるダメージを少なくすることが出来ます。

田島:では‘免震’とは?

せこ:はい、免震とは基礎と土台をピッタリつなげるのではなく間接的につなげることで、家が基礎の上で動けるようにし、地盤の揺れを建物に伝えにくくする方法です。骨組みの中を筋交いや合板でしっかりと固め、基礎と土台の間に免震装置を設置します。揺れた場合は土台から上の建物部分が、地盤に対して移動するので、設備配管などをそれに対応可能な仕様にしなければなりません。

田島:‘耐震’、‘制震’、‘免震’の違いはよくわかりました。ではせこ住研ではどのような方法で地震対策を行っていますか?

せこ:はい、当社では合板を排除し、太角柱や梁でくみ上げた耐震性に制震をプラスすることで地震対策をしっかりと施しています。書いて字のごとく地震に耐え、なおかつ地震を制することが可能なのです。

【外部サイト】制震材『TRCダンパー』について詳しくはこちらから>>

田島:自然災害は地震に限らず台風も含まれます。毎年たくさんの台風が上陸する日本で台風対策なども含まれているのですか?

せこ:台風に対してももちろんです。地震も台風も基本的に建物に対して‘横から’の力が働くことになります。この横からの力を受け止め、建物全体の変形を抑えるには、まず変形しにくい壁、すなわち‘耐力壁’と呼ばれる壁を配置します。どのように配置するかは建築基準法において大きな地震や台風の力を想定し、その力がかかっても建物が一定以下の変形に抑えられるという目標で定められています。建築基準法の基準値がギリギリだったり、配置のバランスが悪い建物を見かけることがあります。せこ住研では、耐力壁の配置の仕方を十分に検討し基準法の決まりを超える耐力壁の量を確保するなど‘地震や台風などの自然災害に強い家’の基本になる耐力壁を重視して設計しているので地震にも台風にも強い家なのです。

合板を使わずに水平構面を固めるのがせこ住研のこだわり。